ビジネスマンにとって、
ビジネスマナーは必須なものですが、このビジネスマナーがきちんと身についているかどうかなどをチェックして、その習熟度などを測るのが
ビジネス実務マナー検定です。
女性の秘書の仕事に検定があるのと似ている面もあるかと思います。
ビジネスマンとは言うものの、男性のみならず、女性も総合職のみならず、専門職の人もしっかりと身に付けておいて損はないはずです。
それで、ビジネス実務マナー検定とは、どんなものかと言いますと、ビジネスの現場で必要とされる対人マナーや企業知識の習得度を測る検定試験です。
主催しているのは、財団法人実務技能検定協会が実施している民間
資格ではあるのですが、文部科学省の後援を受けていますので、適当な民間資格ではありません。
検定のランクとしては1級・2級・3級とあり、受験資格は特に設けられていないので、社会人に出て行く人にとっては、必須的なものとも言えます。
2級と3級は筆記試験のみとなっていますが、1級に筆記試験と面接試験があり、やはり難易度も必然的に高いと言えます。
受験内容についてですが、まず3級ですが、ビジネス実務を遂行するにあたり必要な一般的知識を持ち、平易な業務を行うのに必要な技能を持っているかどうかが問われます。
2級においては、ビジネス実務の遂行について理解を持ていること、一般的な業務を行うのに必要な知識・技能を十分に持っているかが問われます。
2級・3級には、それほどレベルに差は無いとも言えます。
さすがに、1級となりますとレベルは高くなります。
まず、ビジネス実務の遂行について深い理解を持っていること、業務全般に関して、高度な知識・技能を発揮できることとなり、十分な努力が必要となるでしょう。
1級・2級・3級共に、筆記試験は「理論」「実技」と区分されていて、それぞれ60%以上正解で合格となるので、きちんと勉強しさえすれば、十分合格可能でしょう。
1級の面接試験においては、筆記試験の合格者のみが受験できるようになっていますので、勉強のみならず、実際のビジネスにおける経験が必要になってくることでしょう。
筆記試験の科目の「理論」では、ビジネスに必要とされる資質、企業実務が問われます。
「実技」では対人関係と技能が問われることになります。
ビジネス実務マナー検定は、年に2回実施されています。
会場は札幌、東京、名古屋、大阪、広島、福岡などですから、お近くの会場で受けれると思います。
ビジネス実務マナー検定の合格率はどうかと言いますと、3級が70%前後、2級が60%前後、1級が25%前後で、やはり1級の25%の難しさが飛び抜けているところからも、この検定は、1級を取ってこそ大きな意味があるともいえます。
申し込み方法につきましては、もよりの書店あるいはホームページなどで願書を入手し、願書に必要事項を記入して書店からの申込あるいは郵送で送ることとなります。
受験料はそれぞれ1級が5500円、2級が3700円、3級が2500円で、それ程高額と言うわけではないと思います。
このビジネス実務マナー検定は、新卒の方やこれから就職する方などが、自分の能力を測る意味をこめて受験して見るのが良いように思います。
もちろん、1級資格まで取れているならば、転職、就職に有利となる場合もあるようです。
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